写真家・山内順仁のトップ

World Heritage

ギリシャ・アクロポリス(パルテノン神殿) Acropolis, Athens, GREECE

「World Heritage」のカテゴリーでは、私が今まで世界各地を巡り、撮影してきた世界遺産の数々をご紹介していきます。

 ただ「写真」を紹介するだけでなく、見ている人が心で感じる「写心」を紹介していけたらと思っています。

記念すべき連載の第1回目は、オリンピック発祥の地ギリシャからスタート。
パルテノン神殿Ⅱ2.jpg
◆パルテノン神殿Ⅱ◆

アテネ市内にあるアクロポリスの丘に建つパルテノン神殿。(1987年ユネスコ世界遺産登録)
アテナ神を祀る美しいこの神殿、"魅せる"為の様々な工夫が成されているのをご存知でしょうか?

全ての柱は内側に傾斜し、床は中心を高くするように弧を描き、四隅の柱は光の加減で細く見えるのを防ぐ為に他の物より少し太く作るなど、目の錯覚を利用し建物の安定感を出す為の工夫が成されているのです。

この作品は、その工夫プラス、広角レンズの特性を活かした撮影で、より安定感と存在感を増したその姿を捉えました。

そして、神殿の「柱」好きな私としてはこの神殿の柱にも注目してもらいたい。

 ギリシャ建築の有名な様式はドーリア式、イオニア式、コリント式と3つの様式があるのですがこの神殿の柱はドーリア式の柱。これは柱頭に装飾されていない古代ギリシャ建築前期のもので、柱が痩せ細って見えないよう、弧を描くように真ん中に膨らみ(エンタシス)を持たせているのが特徴のとても美しい柱です。

 残り2つの、イオニア式、コリント式の柱のお話も後日改めてさせて頂けたらと。


作品を通じてタイムスリップして古代ギリシャ人に出逢える??? というと少し大袈裟かも知れませんが、この作品を通して遥か古代ギリシャの時代、そこに生きた人々や神殿の姿に思いを馳せてみるのもいいのでは?


それでは、第1回、見てくださった方々に感謝。
山内順仁

Greece
Date of Inscription: 1987
Criteria: (i)(ii)(iii)(iv)(vi)
Property : 3.0400 ha
Buffer zone: 116.7100 ha
Prefecture and Region of Attica
N37 58 15.132 E23 43 34.248
Ref: 404



より大きな地図で Yorihito Yamauchi Atlas を表示
GR-404-item27.pdf


2009.11.01|00:08|World Heritage
前の記事へ | 次の記事へ

▲このページのトップへ