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スペイン アントニ・ガウディの作品群(サグラダ・ファミリア)Works of Antoni Gaudi (Sagrada Familia), SPAIN

サグラダファミリア.jpg
◆サグラダ・ファミリア◆

サグラダ・ファミリア。スペイン、バルセロナに建設中の教会。
2005年、建設途中ながら、生誕のファサード部分と地下聖堂がアントニ・ガウディの作品群(1984年世界遺産登録)としてユネスコ世界遺産に登録された。


この作品は聖堂東側、生誕のファサード。
キリストの誕生から、初めての説教を行うまでの逸話が彫刻されています。
ブルー調の色彩にすることにより、静寂の中、月明かりに浮かぶサグラダ・ファミリアのイメージに仕上げてみました。

この生誕のファサード、4本の鐘楼が建っていますが、初めに完成したのが一番左側の鐘楼。
これが完成した当時73歳のガウディは塔に登る体力は無かったそうです。
そして、自ら鐘楼に登る事無く、翌年この世を去りました。

未だ完成していないサグラダ・ファミリア、ガウディはこの建物の設計図を残していないそうです。
弟子達の残した資料の多くも失われ、もはや忠実にガウディの構想どおりに作ることが不可能なこの建造物を、職人による伝承や残された僅かな資料を基にガウディの構想を推測しながら建設しているそうです。
時代を超え、多くの建築家や職人達の手によって作り続けられている、過去と未来を結ぶ偉大な建築。なんだかとても素晴らしいですね。
ガウディ没後100年にあたる2026年の完成を目指し建築中だそうです。

次回は約16年後の2026年、南側栄光のファサードが完成し、完全な姿となった時に撮影をしてみたい。



ガウディの作品群は今後もアップしていきます。


ガウディ.jpg

こちらの写真はサグラダ・ファミリアの逆さ吊り模型。
「美しい形は構造的に安定している。構造は自然から学ばなければならない」と語るガウディはこのような手法を用いて建物全体の設計をしていたのです。

写真のように、糸を張った中心に重りをぶら下げてゆくと、その糸は重力によって自然な弧を描きます。
この糸を支柱やアーチに見立てていったのですね。
こうして、自然の力によって出来た形をそのまま逆さにした建物を作るのです。

前回の記事で◇行雲流水◇と書きましたが、これもまさに「自然に任せる」地球、宇宙の原理をそのまま受け入れるという事ですね。


素晴らしい大自然に感謝。

山内順仁



spain.gifSpain
Date of Inscription: 1984
Extension: 2005
Criteria: (i)(ii)(iv)
N41 24 48.2 E2 09 10.7


Ref: 320bis 
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2009.11.23|00:08|World Heritage

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