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Sometime Atlas

第十二章 『マリアに聞いた愛犬とのドライブ旅行術』 02

 

ごはんやお散歩と同じぐらいクルマが、ドライブが大好きなマリアは、ドライブ旅行に出掛けようとすると、その気配を察知してウロウロ、落ち着きません(気付かれないように、こっそり準備してるんですが)。置いて行かれるもんか!!ということでしょうか?そしてみんなと玄関から出ると、クルマの乗り口の前でジャンプ&スタンバイ。ワゴンならバックドアの前、ミニバンならスライドドアの前・・・・というように、自分がどこから乗るかも経験から熟知しているようです。さすがだ。そんなマリアに聞いてみました。

 

 

ドライブ中、マリアが気になっていることってなあぃ。どんな運転をこころがければいいかな?

 

 

「えへん、犬にとって快適なドライブのポイント、その基本は急加速、急減速、急ハンドルを行わないスムーズなドライビング。走行中、前後左右に揺すられっぱなしだと、体を支えるためつめ出っぱなしになって疲れちゃう。揺れる満員電車の中でどこにもつかまらずに立ってるのと同じようにね。幼児、妊婦さん、病人を乗せているようなつもりで運転してほしいワン」。

 

 

「もし、目的地に向かうルートに平たん路、山道のふたつの選択肢があるなら、迷わず平たん路のほうを選んでね。パパの場合、例えばペットフレンドリーなリゾートエリアの代表格でもある伊豆高原に向かうとき、"海沿いの道はこんでるから、伊豆スカイラインで行くぜ。山道だと休憩場所も多いからね・・・・" なあんてよく言うけれど、いつもマリアが反対して、海沿いの平たんな道を走ってもらっているワン。飛ばし屋のパパの運転で山道を走ると、もうジェットコースター状態。信頼はしてるけど、スリル満点、緊張しっぱなしで疲れちゃう」。

 

 

 

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                                コンパクトカーの中でもとびっきりにペットフレンドリーなのが、スバルのトレジア。

 

 

 

「そこで自動車評論犬!?でもあるマリアからひとつ提言。最近のエコカーには「エコモード」ってあるでしょ。スバル車ならSIドライブのI(インテリジェント)モード、ホンダ車なら「ECON」とか。それをONにするとアクセルペダルを踏んだときの加速力が穏やかになって、自然とスムーズでゆったりした運転になるの」。

 

 

「もうひとつ、パドルシフトっていう、ハンドルの奥の両側に付いている、オートマチックやCVTのギアをアップ、ダウンする+-のスイッチが付いているクルマもあるんだけど、それってスポーツドライビングのためだけじゃなく、ブレーキを踏まずに上手にスピードコントロール(減速)できて、下手にブレーキを踏まれるより加減速がスムーズになるメリットがあるの(本物の自動車評論家のパパに聞いたんだけどね)。車内のワンコが前後に大きく揺すられなくなるから、より快適なドライブが楽しめるってわけ。この機能もまた、ほとんど誰も気付いていない、ペットフレンドリー機能、装備なのよ」。

 

 

   

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パドルシフト。ハンドルから手を離さずに、シフトアップ、ダウンができる装備。スポーティーな運転にはもちろん、愛犬に優しい運転のためにも効果絶大。

 

 

 

「意外や意外なペットフレンドリー機能、装備の究極はスバルのアイサイト・バージョン2。ぶつからないクルマ?でも有名だけど、運転中、後ろのワンコが気になって、一瞬、前方不注意になって、先行車に近づきすぎると警告、自動ブレーキが作動するから安心安全。パパもマリアを乗せてドライブ中、何度となく助けられたって、感動してるみたい。もちろん、運転中に犬が気になって後ろを振り返るなんて絶対やめてほしいし、本来の目的とは違うけど、マリアはクルマのペットフレンドリー&安全機能としてとても気に入ってるワン!」

  

 

 

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スバル・アイサイト・バージョン2のステレオカメラ。常時、前方を監視し、安全を高めてくれます。前車との距離が急激に近づくと自動ブレーキをかけてくれるし、停車時、前車が発進するとアラームで教えてくれる機能なども完備。今では10万円程度価格になり、多くのユーザーが装着しているそう。 

 

 

 

「なにしろ、スバルのクルマで『わんわんミシュラン』の調査に向かう途中、実は何度となくアイサイトに助けられた経験があるんだから。ある日、高速道路の出口で先が見えにくい下りカーブをレガシィで走行中、マリアが後席のシートの上でザーっと横滑りしたことがあるの。パパがびっくりして後ろを振り向いた直後、アイサイトの自動ブレーキが作動。前を走っていたトラックがその先の料金所渋滞を見つけて急ブレーキを踏んだのね。マリアたちが乗っていたレガシィは間一髪で追突を防げたってわけ」。

 

 

 

そうなんです。愛犬とドライブ中、ふと、うしろに乗っている愛犬の様子が気になるってことありますよね。で、振り返ったりする。そんなとき、一瞬でも前方不注意になってしまいます。アイサイト・バージョン2はステレオカメラが常に前方を監視。前車との相対速度が急激に縮まり、障害物に近づくと警告を発し、自動ブレーキで対処。愛犬とドライブする機会が多い飼い主にはまさに最高の安全安心機能なんです。もちろん、基本は前方不注意にならない安全運転なんですけどね・・・・。

               

  

「これからクルマを買う場合は、乗り心地のいいクルマを選ぶことも重要よ。とは言っても、乗り心地がフワフワ柔らいって意味じゃない。かえって酔いやすくなっちゃうし(人間も)。前後左右の姿勢変化の少ない、しっかりフラットで快適な乗り心地のクルマが理想的ワン。同じクルマでも、グレード、タイヤサイズによって乗り心地が大きく違う場合もあるから、しっかりチェックしてね」。

 

  

 

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                                     快適な乗り心地だと、後席に乗っているマリアも思わずこんな顔になります。

 

 

ところで、犬のマリアだからこそ分かる、ワンコがクルマ酔いしたときの見分け方を教えてくれる?

 

 

「いつもクルマ酔いしないワンコでも、走り方や体調によってクルマ酔いすることもあるのよ。だからこそ、ドライブ中は常に犬の表情に気をつかってほしいわけ。クルマ酔いしやすいのはやっぱり山道。右へ左へ揺すられ、急ブレーキをかけられると人間と同じように気持ち悪くなっちゃう。山道だと登りより下りが嫌ね」。

 

 

「クルマ酔いの症状はあくびを頻発する、ヨダレがダラダラ出る、ゲップやシャックリを繰り返す、鼻の色が紫色になる・・・・などさまざまだけど、走行中にそんな体調変化を察知したら、まずはスローダウンして窓を少し開け、新鮮な空気を吸わせてやってね。そして安全な場所にクルマをとめ、外に出し軽く散歩させてあげるといいわよ。言葉をかけて安心させることも忘れずに」。

 

 

そうなんだ・・・・。マリアもいつのまにか、クルマ事情にチョー詳しくなったもんだなぁ。勉強になります。これでマリアがボクの代わりにパソコンに向かってカチャカチャ原稿が書けるようになったら仕事、ずいぶん楽になるんだけどなぁ・・・・・。  えっ、こっそりパソコンの練習してるの!? (つづく)

  

 

pasocon_maria.JPG                           パソコンの練習中。でも、手が大きすぎて、うまく打てないワン。 画面を見る目が真剣でしょ!!

 

2012.01.10|09:00|青山尚暉

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