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Sometime Atlas

特別編 『ありがとう、さようならピート君』

マリアピート君 千本松 (1).JPG

           マリアとピート君がはじめて会った那須ドライブにて。千本松牧場のドッグランで遊んでもらいました。

 

 

マリアが鹿児島の崩壊した繁殖場から東京にやってきて、初めてお友達になってくれた、大先輩のラブラドールがピート君だった。

 

那須動物王国で看板犬、ボス犬としてみんなに愛され、8歳でリタイア後、愛犬家のKさんの元に引き取られたんだ。

 

マリアのパパがなんでピート君を知ってるかと言えば、先代のゴールデンのナナ先輩を亡くしたあと、ある犬と泊まれる宿で偶然知り合ったって聞いている。

 

パパは犬を連れていないのに、犬と泊まれる宿に調査の仕事で宿泊。夕食時、ナナと同じレトリーバー犬種のピート君に話しかけたのがきっかけだったらしい。

 

ピート君パパは大のクルマ好きでもあって話に花が咲き、ママ同士もすぐに仲良くなれたんだ。パパは自動車評論家でもあるからね。

 

それからしばらくして、マリアはパパの家の子になった。実は、マリアがこの家にこられたきっかけを作ってくれたのはピート君ママだったんだ。里親募集の記事を教えてくれて、パパやママがマリアの存在を初めて知ったんだ。だからピート君パパ、ママとは不思議な縁でつながっている。

 

マリアにとって初めてのドライブ旅行はパパが今年の3月まで8年間連載してたペット大好き!『わんわんミシュラン』の取材、那須の「イマジンドッグス」だった。

 

右も左も分からない、田舎者のマリアに、同行してくれたボスの風格ある、イカすオヤジだったピート君は優しく接してくれた。千本松牧場のドッグランで、いっぱい遊んでくれた思い出は今も忘れない。それからも、何度も何度もいっしょにドライブして、お泊まりした。ラブラドールの原型と言えるスタイルのピート君はずーっとマリアの憧れの存在だったんだ。

 

そんなピート君も今年で15歳になった。人間で言えば100歳を超えている。晩年はピート君パパ、ママが特注してくれたクルマ椅子生活だったんだけど、弟分のゴールデンレトリーバーのケイン君に対してはそれでも堂々とボス風をふかしていたそうだ。

 

 

マリア+ピート.JPG

     ピート君に甘えるマリア。ここはいっしょに出かけた軽井沢の「ジャルディーノ」。高原の風が気持ちいいテラスにて。

 

 

2013年4月2日。午後1時50分。痙攣を起こし、意識不明となり、パパとママにみとられ、ピート君ママの言葉を借りれば永遠のボス犬として「カッコ良く逝った」んだ。

 

息がとまったあと、モグモグと喋(しゃべ)るように口を動かしたそうだ。

 

きっと、「パパ、ママ、リタイヤした大柄なラブラドールの老後を精一杯面倒みてくれて本当にありがとう。感謝してるよ。弟分のケインをよろしく頼むよ。これからは空の上でみんなを見守ってるからね・・・」そう言いたかったのかも知れない。

 

マリアにとって憧れの大先輩だった、大好きだった、葉巻とワイングラスが似合う最後までカッコ良かったピート君のご冥福を心からお祈りします。 ありがとう、さようなら、ピート君。

 

by マリア

 

ピート君 (2).JPG

            いつも仲よくしてくれてありがとう、さようなら、ピート君・・・・・。いつまでも忘れないよ。

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