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Sometime Atlas

第六章 『愛犬と旅する幸せ』 06

-ワンコのクルマ嫌い、クルマ酔い克服法-①

 

 

ところで、知り合いに「うちの犬はどうもクルマが苦手だ。乗せようとすると嫌がる、暴れる」「すぐに酔って吐いてしまう」という愛犬家がいます。幸い、わが家の犬はナナもマリアもクルマが、ドライブが大好き。クルマ酔いなんかしたことありません。

 

  


aoyama_maria_outback.jpg

 近所の公園の駐車場にて。ちょっと時間があると、クルマでひとっ走りしてお散歩。今日はスバルのアウトバックです。マリアはまだわが家にやって来て間もないころなので、ちょっと緊張してますけど。

 

しかーし、ちょっと散歩しにきたにしては、カメラを持っている人がいる。カメラも背景のボケ具合からすると、一眼レフの高価なもののようだ。えー、正直言いますと、これは雑誌の撮影のひとこまでした。近所の公園・・・・・って言うのは本当です。

 

 

 

まずはどうして犬がクルマを嫌がるのか?について検証してみることにしました。早速、クルマを嫌がる犬がいる家庭に聞き込みに。すると、犬がクルマを嫌がる共通点が見つかったのです。つまりですね、その家庭に犬がやってきて最初にクルマに乗せたときの行く先が、動物病院だったりすることが多い。子供だって病院のあの雰囲気、においは大嫌いなはずです。しかもあちこちいじられたあげく、痛い注射を打たれたり。つまり、クルマに乗るとそんな嫌な場所に連れて行かれる・・・というトラウマ(心的外傷)になってしまうのです。

 


あるいは、最初にクルマに乗せられたとき、ドライバーの運転が荒く、まるで拷問を受けているように感じられた・・・なんていうケースもありがちです。そういえば、犬がクルマ酔いして困るってボクのところに相談にきたある男はスポーツカー命、運転荒くてボクの中で「二度と隣に乗りたくないランキング1位」のヤツですから、とにもかくにも、最初にクルマに乗ったとき、楽しくなかったんですね。怖かったんですね。だから酔ってしまう、嫌がる。当然です。


 

そうそう、ボクは初めてヘリコプターに乗ったとき、実はかなり危なかった。墜落こそしなかったものの、ほぼ九死に一生。クルマ酔いなどしたことがないボクが気持ち悪くなった。吐きそうになった。なので、以後、ヘリコプターには二度と乗らないぞ、と心に決めたのです。


 

あるとき、海外旅行のガイドブックづくりで訪れたラスベガスで、ヘリコプターを使って空から街並みを撮影しようということになった。で、恐ろしいことに取材者なんだから、カメラマンと同乗せよ!と編集者がボクに言うのです。それもよりによって空撮専用のキャビンの床に大きな穴が開いているヘリコプターだ。で、どうしたかって?仮病ですよ、仮病。長い海外滞在で調子を崩し、突然、おなかが痛くなったことにして、難を逃れた(当時の現場スタッフの方、ウソついてすいません。バレてるとは思いますけど)。


 

だから犬もそうしたトラウマ(心的外傷)があると、嫌がって、暴れて当然。クルマ嫌いになってしまうのです。

 


ナナとマリアはたまたまクルマ好き、ドライブ好きな犬だったかも知れませんが、たまたま最初に乗せて連れて行ったのが近所の大きな公園だったりしたもんですから、「クルマに乗ると楽しいところに連れて行ってもらえるワン。いっぱい遊べるワン」と刷り込まれたんでしょうね、きっと。

 

 

maria_koseki1.JPGクルマが、ドライブが大好きなマリア。鹿児島の山奥から降りて突然、飛行機に乗せられ、突然、羽田空港で見ず知らずのボクのクルマに乗せられ・・・そんな運命をたどったマリアも今ではほぼ、自動車評論犬!? もう、数十台の新車に ( こっそり ) 試乗してます。

 


 

ですから、仔犬がやってきたら、まずは楽しいと感じられる場所に連れて行く、が鉄則です。地面を歩かせなくてもいいですから、とにかく公園、ドッグランみたいなところ、犬好きがいてかわいがってくれる知り合い、親せきのお家なんかに連れて行ってあげて楽しい思いをさせてあげればいいのです。そうすると、クルマに乗ることそのものが「楽しい」ことと感じるようになったりします。


 

もちろん、乗せ始めはとくに慎重な運転を心がけるべきです。ステアリング、アクセル、ブレーキ、すべての操作を穏やかにして、滑らかに走らせるのです。ダッシュボードの上に置いたコップの水がこぼれないように・・・とまでは言いませんけどね。分かりやすくいえば、後席に病人、妊婦さんが乗っていると想定した運転、ということです。

 

 (次回はクルマ酔い克服法についてです。更新は毎週、月曜日です)

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