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Sometime Atlas

第九章『マリアの幸せ』 07

社会性を身につけさせる意味 その4

 

 

 

つまり、一番甘えられる、優しくしてくれる飼い主とばかりいっしょだと、社会性が身につくのが遅くなる、とも言えます。

 

 

だって、ママとならいい子に散歩できるのに、パパとだと引っ張る、吠えまくる・・・では危ない、みっともない。少なくとも、家族となら誰とでも同じようにいい子でお散歩できないと。いつもママがお散歩できるとは、限りませんし。

 

 

そうでないと、例えばペットホテルに預けたとき、問題のある子はスタッフにもかわいがってもらえず、結局、本犬が一番困ることなんです。であんまり仲良くない人とはお散歩しない、ママじゃないといい子にできない、吠え通しじゃまずい。

  

 

 

papa_maria_sanpo.jpg

最初は大変なこともあったけど、今ではボクとも仲良くお散歩できるようになりました。しっかり左側について、交差点では一時停止。「ヨシ」と言わないと、横断歩道を渡らない。

 

 

 

ちなみに、犬を連れて行けない旅行中は、マリアを今ではおなじみになっている近所のペットホテルに預けます。そんなときマリアは、始めてお散歩してくれるペットホテルのお姉さんともすぐにうちとけ、仲良しになれるみたいです(スタッフからそう、聞いています)。それもこれまでいろいろな人といっしょにいる時間、経験があったからだと思えます。偉いです。

 

  

そう、2年半、鹿児島の山奥で社会から隔離されて育った、2歳半の大人になってもまったく社会性のなかった、ある日突然、見ず知らずの里親のところに迎え入れられたマリアだって、あっと言う間にちゃんといい子になれるんですから。

 

 

でも、そのためには毎日の生活の中で築く飼い主との信頼関係はもちろん、なるべく多く旅することが、なるべく多くの犬や人といっしょにいさせ、違う環境に対応させることが大切だ、そう言いたいわけです。社会性が身につくということは、愛犬にとっても、飼い主にとっても幸せなんですから。 『愛犬と暮らし旅する幸せ』 そのものズバリなんですけどね・・・・。

 

 

 
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 湖のほとりにあるコテージのテラスにて。愛犬と過ごす極上の時間です。社会性が身につけば、気後れせず、どんなところでもいっしょに行くことができます。この場所の詳細は「わんわんミシュラン」で。

 

 

 

ちなみに、ボクはマリアが吠えている声を一度も聞いたことがありません。

 

『無駄ぼえゼロ宣言!』

 

 

もしかしたら声が出ないんじゃないか?

なんて思ったこともありましたけど、吠えないわけじゃないんですよ。わが家に来た当初、カミサンがケージに入れようとしたら「絶対に入らない」とからだを突っ張らせ、ワンワン吠えたらしいし、宿でひとりにされた時も吠えていたみたいですから。マリアも始めてのことには不安で、ちゃんと吠えることができるんです。でも、今では無駄ぼえ一切なし。経験を積んで成長したのでしょう。日々、静かなもんです。先代のナナは玄関のチャイムが鳴ると、それはもうワンワン大騒ぎ、チャイム代わりでしたけど・・・・・。

 

 

 

そうそう、愛犬を撮影するとき、舌がペロリと出ていると笑って見えて写真うつりが良くなりますよね。なので、仕事で撮影するときには、直前に少し走らせるんです。すると息が上がってハァハァする。すると舌が出る (夏はその必用なしですが)。カメラ目線にさせるには、一に声かけ、二におやつ、です。ご参考まで。

 

 

 

maria_jal_pero.JPG

今ではマリアが大好きな、スタッフとも仲良しの「軽井沢ジャルディーノ」のテラスにて。眼下にドッグランが望め、軽井沢の風が気持ちいい素晴らしいシチュエーションにあります。 とくに夏は最高!

 

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