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Sometime Atlas

第七章 『わんわんミシュラン裏話』 03

「すいません、こっそり撮影してます・・・・・」

 

 

 

では、マリアを連れて、どうやって調査、評価しているのか、知りたいですよね。愛犬家のみなさんはもちろん、宿の方はとくに。

 

 

評価は宿のホームページの内容を確認し、電話で問い合わせをした時点から始まっています。電話では、例えばこんな質問をしたりします。当日の夕食のメニューを聞き(宿によっては季節ごとのメニューが掲載されています)、「その中で嫌いなものがあるのだけど、ほかの食材への変更は可能ですか?」

 

 

もし、電話に出たスタッフが食事の内容まで把握していれば、それなりに納得できる返答をしてくれるでしょう。

 

 

 

 

giardino_op_steak.JPG

中軽井沢のカーロフォレスタ「軽井沢ジャルディーノ」では、夕食前に苦手な食材を聞いてくれます。写真はその日のメインだった羊のお肉が苦手だったので、別注文した「牛ステーキ」。多少、料金はアップしますが( 変更+1800円 )、正解でした。だって、好きなものをたべたいでしょう。カーロフォレスタ系列や四季の蔵などは、予約後、あらかじめ苦手な食材を伝えると、ちゃんと対処してくれたりしますから親切です。

 

 

hitsuji_grill.JPG本来はこっちの羊のグリルでした。わんわんミシュラン料理担当のトッチーは美味しく食べてましたけど、ボクはどうも苦手なんだなぁ。 

 

 

 

が、できない、分からない、と答える宿もあるのです。凄い宿は料理人でもないのに、「羊肉がだめなら牛肉に変更しましょう」とか、「青物のお魚がだめなら、貝類はどうですか」と、即答してきます。問題は、ホテルスタッフとして相手のために何ができるか、どうすれば快適に滞在して食事を楽しんでいただけるか・・・ということです。箱根のある宿は、電話でほとんどけんかです。こちらが何を望んでいるか、理解できないのです。

 

 

 

 

到着は、わざと早めにします。チェックインが3時が普通ですが、2時とか2時半に訪れてみるのです。これは世界中のホテルで経験したことですが、 早めに到着されたお客さまに対しては、部屋の準備ができている限り、部屋に通す・・・が基本です(一流と呼ばれているところは)。なぜなら、そうしないとお客さまに不自由な思いをさせてしまうからです。ホテルはサービス業ですから。

 

 

 

その対応はさまざまですが、チェックインできなくても、昨夜満室で、泊まるべき部屋の掃除がまだ済んでいない・・・といった明確な理由、説明があるなら文句ありません。ただ、かたくなに3時は3時ですから・・・とマニュアル的に冷たく接するのはいかがなものでしょう。ホテルのチェックインとは、最初にホテルとお客がじかに接する機会です。その第一印象はとても大切です。ハワイのハレクラニの対応、とまでは言いませんが、少なくとも相手のことを考える、掃除状況を確認する、無理ならロビーでゆっくりしてもらうように促すなどの対応があってしかるべきでしょう。

 

 

 

 

ボクは「チェックインまでしばらくお待ち下さい」と言われたら、これ幸いと、「では館内を見せてもらいがてら時間をつぶしますね」とか言います。で、マリアを連れカメラを持ち、あちこち撮影してしまうのです。外風呂、露天風呂なんて、チェックイン時間をすぎると誰かが入っていたりして、撮影するのは難しいですから。ロビー、ラウンジ、レストランの全景もお客さんがいなくてちょうどいい。

 

 

 

mutsumian_dining.JPG伊豆、河津の「むつみ庵」のダイニング。こんな人影のない、ある意味不自然な写真があったら、こっそり撮ってると思ってください。チェックイン後はこうして調査員は暗躍しているのです、って大げさか。 

 

 

 

次回はわんわんミシュラン覆面調査の1日を時系列に沿って追いかけてみましょう。大変なんだなぁ、これが・・・・・。

 

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