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Sometime Atlas

第十二章 『マリアに聞いた愛犬とのドライブ旅行術』 03

引き続き、自称、自動車評論犬!? のマリアに聞いた犬目線、犬の気持ちになったドライブ旅行術です。

 

ワンコとドライブするとき、どう乗せてあげればいいのかな?

 

 「よくぞ聞いてくれたワン!! ワンコは基本的にさみしがり屋。だからドライブ中も、飼い主や家族のそばにいたい。それをまず理解してね。でも助手席は厳禁。運転のジャマになるし、エアバッグが開いたときに危ないからね。マリアとしては、ワンコから飼い主が見える場所で、常にアイコンタクト、スキンシップがはかれて、会話できて、ドライブが楽しいと思わせてくれるところが最高!いくらスムーズに運転してくれても、ワンコをほったらかしはよくないワン。人間同士だってそうでしょ」。

 

 

「で、ワンコは後席か荷室に乗るわけだけど、とくに荷室、ミニバンの3列目席に乗せる場合、"お座り"状態で飼い主、乗員とアイコンタクトできるかがポイントよ。体調管理の面からも、ワンコの様子が見えないと不安でしょ。ワゴンの場合は、荷室フロア&後席背もたれの高さとワンコの体長の関係に注目。背もたれが高すぎると、例えば運転席からワンコが見えない。ワンコからも飼い主が見えなくなっちゃう。それってすごく不安なの」。

 

 

「例えば、ワゴンでも荷室じゃなく、片側だけ倒した後席格納部分とか、ミニバンなら窓から外の景色が見える2列目席(人間は1/3列目席に乗ってね)、広々した2列目席足元のフロア(クッションは不可欠)、片側を格納した3列目席の飼い主の隣とか・・・・。とにかく、飼い主、人間の目の届く場所が絶対よ。シートアレンジの種類が豊富なクルマだと、よりワンコを乗せる場所のパターンが多く、人とワンコ、荷物のフォーメーションが自在になってより便利ワン」。

 

 

そうそう、自動車評論家の目線で言えば、ミニバンの3列目席に乗せるなら、2列目席は左右独立のキャプテンシートタイプがいい。座席のすき間(スルー空間)からお互いにアイコンタクトできるし、様子をうかがえるから快適で安心なんだよね。誰かが3列目席に乗ったときも、目の前に空間が広がるし、足の置き場にもゆとりが出るし、もちろん乗り降りしやすいからね。

 

 

  

maria_car_back.JPG ミニバンの3列目席を格納し、広々としたフロアでくつろぐマリア。後方へ流れる景色に興味津々。2列目席がキャプテンシートなので、運転席からマリアがこのように見えます。

 

 


「ワンコが自分で乗り降りする前提なら、まずは乗りやすいこと。フロアが低く、乗り口に段差がないことが基本よ。で、後席に乗せるなら後席(または格納した後席部分)の地上からの高さが600mm以下がマリア的には理想。そしてシートの座面長がたっぷりあり(500mm前後あると嬉しい)、座面が平らなこと。大きく角度が付いていたり、凸凹してたりすると寝心地が悪いワン」。

 

 

「ミニバンのスライドドアから乗せるなら、ワンステップフロアでその地上からの高さは450mm以下が嬉しい。車種によっては2列目席のフロアが広大で、そこでリビングルームのようにくつろいだりすることもできるのよ」。

 

 

 

maria_BIANTE.JPG                  2列目席がロングスライドするスライドドアミニバンならこんなこともできます。 2列目席足元のフロアでゆったり。

 

 

      

「シートの外側はビニールレザー素材がお薦め。乗り降りするとき、そこが布地だとどうしても毛が付いて汚れちゃうんだけど、ビニールレザーならツルツルしてて毛が付かないでしょ。後席から後ろの窓はダークガラス。直射日光を遮り、車内温度の上昇を防いでくれるだけじゃなく、ワンコが嫌い、怖がる外からの干渉を避けられるメリットもあるのよ」。

 

 

「春から秋にかけて暑い季節には、ワンコの乗る場所にエアコンの風が届いてくれることも絶対条件。セダンやワゴンの場合は後席用エアコン吹き出し口、3列シートのミニバンタイプなら後席用専用エアコン吹き出し口、独立温度風量調節可能なデュアルエアコンが欠かせない。理想は2~3ゾーン空調。運転席、助手席と後席それぞれ温度調整できる高機能タイプ。ちなみにワンコのほとんどは暑がり。快適温度は20~22度Cと言われているけど、飼い主が寒がりだと温度設定が難しいでしょ。でも、2~3ゾーンエアコンならワンコのいる場所だけ涼しくすることもできるのよ。そうじゃなければ、人間だけ上着を羽織って、ちょっと涼しめの車内温度設定にしてくれると快適ワン」。

 

 

 

ちょっと甘やかせすぎの感もありだけど、短い犬生、飼い主としては快適で楽しいドライブを心がけてあげなくっちゃね。はいはい。

 

 

 

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         デリカD:3の後席用クーラー吹き出し口と風量調整ダイヤル。車種によっては温度を独自に設定できる後席用クーラーもあります。

 

 

 

「ワンコを荷室に乗せる場合は、開口部と荷室フロアに段差がなく(段差が大きいと乗り降りするときに足が引っかかり、くじいたりするのよ)、フロアが広くフラットで、さらに開口部の地上からの高さが600mm以下だと乗り降りに無理がなく安心安全。開口部の地上からの高さはワゴンタイプのスバル・レガシィが597mm。ホンダ・フィットシャトル540mm。ミニバンでもっとも低いのは三菱デリカD:3の490mm、日産セレナの520mmなど。それらのクルマはマリアのお気に入りでもあるのよ」。

 

 


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レガシイツーリングワゴンの荷室は開口部からフロアに段差なく、フロア高も地上597mmと低く、乗り降りしやすいそう。乗降時にリヤバンパーをキズつけないカバーも用意。

 

 

 「ただし、どこに乗せるにしても、荷物のすぐ横はやめて。ワンコって動くものに敏感だから、動く荷物があると怖がって落ち着かないから。どうしても荷物の横ならしっかり固定してね」。

 

 

 

ワンコとのドライブ旅行に不可欠なアイテムを教えて

 


「日帰り、お泊まりを問わず、ワンコとドライブするときに持っていくべきグッズは基本的に同じ。まずは洋服。車内を汚さないためだけじゃなく、宿や途中、立ち寄ったカフェなどでも着用がマナーというもの。つぎに首輪につける飼い主の携帯電話番号付き迷子札。ドライブ先で迷子になったとき、迷子札に書かれた電話番号が自宅じゃ(誰もいなければ)意味がないでしょ。そしていつものお散歩グッズ、水筒、ブーブーバッグ(うんち保管用消臭機能付きミニバッグ)、バスタオル(体がぬれたときなどに使用)、食べ慣れたおやつ&フード、安心してクルマに乗っていられるためのお気に入りのオモチャ、お泊まりの際はお部屋の床に敷く愛用のマット(床がフローリングの場合)など」。

 

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ペットと泊まれる宿のお部屋のフロアはフローリングが多い。マリアはマイベッド持参。安心して快適に寝ています。

 

 

「もちろん、車内の汚れを防ぐ後席や荷室用ペット用のカバーも必需品。これは自動車評論犬でもあるマリアの経験から言うと、自動車メーカーの純正品が少々高くてもお薦め。素材がしっかりしていて、ジャストサイズで、機能面もしっかり考えられているから。国産車ならスバル、ホンダが充実してるわよ」。  (つづく)

 

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スバルフォレスターの後席用パートナーズカバー。ハンモック状でフロアに落ちる心配なし。ジャストサイズで、汚れにくい素材を使用しています。シートサイドはビニールレザー張り。

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