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Sometime Atlas

第七章 『わんわんミシュラン裏話』 02

「失敗は許されないから宿選びは慎重です.....」

 

 

そんなわけで、回数を重ねていくうちに、プライベートで旅し、宿を選ぶときも同じですけど、宿のホームページの情報だけじゃなく、直接電話して宿のペットフレンドリー度をしっかり確認するようになりました。大体、電話でスタッフと話すと、その宿のペットフレンドリー度が分かるってもんです。

 

 

 

 

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リビングルームの向こう側は専用庭 (ミニドッグラン) 。ここは山中湖のカーロフォレスタ・エルフォのハワイルーム。居心地の良さは最上級。

 

 

そもそもこの企画は、ペットユーザーにとっていかに有意義な情報をリアルに伝えられるか?が決め手です。もし、あらかじめ宿に連絡して取材するとしたら、本当のことは書きにくくなるかも知れません。だからアポなしが基本です。

 

 

 

幸い、今では仲間の愛犬家であちこち旅する友人も数多くいるので、生の情報を聞き出せますが、もし評判がいい宿でも実際に訪れてみて納得いかない場合は、掲載しないことになっています。そうなると仕事だし、締め切りがあるので、急きょ、別の宿を探さなくてはならない。大出費です。だから失敗は避けたい。ますます慎重になりますよね・・・。

 

 

 

では、どうやって調査対象の宿を決めるのか、ここで暴露しちゃいましょう。

 

 

 

まず、ロケーションが季節に合っているか。秋なら紅葉のキレイなところ。春なら桜がキレイなところ。あんまり行きたくはありませんが、夏は夏なりの楽しみがあるところ、冬はアクセスが大変ではないところ(つまり、道路の積雪状況などです)という感じです。宿周辺のお散歩事情、愛犬と入れる施設の有無も重要項目です。

 

 

 

つぎに宿のペットフレンドリー度。宿泊できる犬種に制限がないのは当然として、厨房(ちゅうぼう)や湯船などを除いたすべての場所に愛犬が入れるか。ドッグランはあるか。部屋からドッグランへのアクセスは。館内、客室、敷地内のペット用設備、備品はどうか。

 

 

 

そしてもっとも重要だと思っているのが宿そのもののコンセプトとグレード。決して豪華で高級な宿ならばすべて良し、という意味ではありません。

 

 

客室の広さ、清潔度、快適度はもちろん、ミシュランですから料理の質を重視しています。『わんわんミシュラン』の料理評価担当のトッチーのコメントにもあるように、素材の吟味(高価な食材という意味ではありません)、味付け、盛りつけ、暖かいものは暖かく、冷たいものは冷たくという基本中の基本、コース料理であればその流れ、最後に接客サービスを含めた満足感・・・ということになります。その意味では、こぢんまりした個人経営の宿でも、かなりグレードの高い宿もあったりします。

 

 

 

 

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桜の季節には最高の伊豆・河津にある、むつみ庵の朝食。暖かいものは暖かく。炊きたてのご飯を玉子かけご飯にしてウニをのせて食べました。女将の心遣いも一流。こじんまりとした個人経営の「和」の趣ある宿で、わんわんミシュランのオブ・ザ・イヤーに輝いた宿でもあります。

 

 

 

ある箱根の宿は建物、内装、部屋、温泉、設備、少々マニュアル的ではあるものの、シティーホテル並みのスタッフのサービスの質、料理ともに申し分ありませんでした。ただ、ドッグランがいかにも小型犬専用的に狭く(とってつけた感じです)、レストランでの食事中(和洋折衷)、緑茶を頼んだら、説明なく料金を請求された・・・なんてことがありました。ささいなこと、でも惜しい、残念だ・・・。それでは総合評価に満点は付けられません。

 

 

rinka_bedroom.JPG        愛犬と泊まれる宿でも今やシティホテル並みの居心地の良さがあるのが当たり前。ベッドの寝心地もしっかりチェックします。 

 

 

 

さらに言えば、オープンしたての宿、比較的新しい宿、空室画面でけっこう混んでいる宿は読者の注目度も高いので、かなりの確立で候補に挙がります。ただ、注意したいのは、新規オープンであっても、すでにあった非ペットと泊まれる宿の建物をそのまま買い取り、利用し、ペット同伴可の看板を掲げて営業している宿です。すべてではありませんが、当然、新築ではないので内装、設備が新しくなく、ペット専門宿としての動線や設備が整っていないこともあるのです。住所で検索すると、古い宿名が出てきたりしますから、チェックする必用があるでしょう。

 

 

 

もっとも、保養所を改装したような宿でも(けっこう多いです)、しっかりペット専門宿としてリノベートしている場合もありますから一概には言えませんが・・・。

 

 

 

個人的には部屋はバス・トイレ付きであってほしい。外風呂が貸し切り風呂というのは聞こえはいいですけど、内鍵がかかるので、誰かが入っていたら入れない。待っていたら眠くなってしまい、とうとう入れなかった、チェックアウト時間になってしまった・・・なんていう最低の事態も起こりうるわけです。トイレも外だと面倒だし、冬は寒い。年寄りは心筋梗塞(こうそく)が心配だ。

 

 

 

hawaiiroom_bahtroom.JPGこんなバスルームでゆったりバスタイム。奥には箱庭があり、夕涼みもOK。清潔で快適。もちろん、ワンコもバスルームに入れます (バスタブ内はだめですよ) 。トイレと一体なのが、ちょっと残念ですが。ちにみにリビングだけでなく、バスルームも床暖房。冬でも寒さとは無縁。ところで、すいません、よーく見ると、箱庭にバスタオルを干してます・・・・。

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