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Sometime Atlas

第九章 『マリアの幸せ』 02 

マリアのワンダフルな日々 その2


 

 

朝のお散歩は1時間程度。マリアの散歩のコースは3つぐらいあります。住宅街の近くには公園が3カ所もあり、ちょっと足を延ばせば大きな公園やドッグランもあります。マリアは素晴らしい環境で暮らしている、とも言えます。幸せですね、まったく運がいい。

 

 

 

benten_park.JPG家から歩いて数分のところにある大きな公園。雨の日でもぬかるまず、周囲にジョギングコースもあって、お散歩するのには最高。でも、 ゲートボールをやっている日があって、マリアにとっては困りもの。

 

 

 

そして、家を出て、マリアに今日はどのコースにする?と声をかけると、「今日はこっち」とばかり向かうべき方向にスタスタと歩いていくので、やっぱり犬は人間の言葉が理解できるんだ!とあらためて感心することがあります。

 

 

 

マリアの天敵は犬相の悪い犬でもなく、かみ癖のある白黒の犬でもなく、吠えまくるうなぎ犬でもなく、「音」です。マリアは犬一倍、音に敏感です。とくにロケット花火、ゲートボール、バイクの音をめっぽう嫌がります。


 

 

例えば、いつものお散歩コースの大きな公園では特定の曜日にゲートボールをやっているんですが、川を渡ったその場所までまだ数百メートルもあるというのに、まるでアンテナが付いているようにことの次第を察知してしまうのです。そしてずいぶん手前なのにそっちの方向に行きたくないと抵抗します。すると、リードをものすごい力でグイグイ引っ張り、耳を後ろにしてそそくさと小走りにわが家の方向へ一目散(そんなときはほぼ確実にゲートボールをやっています)。その時のマリアの頑固さといったら・・・まったく聞く耳を持ちません。

 


 

 

でも、それ以外の場面ではきちんと横について大型犬らしく優雅に歩けます。というとカッコいいですが、途中、知り合いと立ち話しでもしようものなら、飛びついてきたり、芝生でゴロゴロしたりと嫌がらせをします。マリアなりの反抗なんでしょうね。でも反抗するほど、自我がでてきたということでもあります。マリアがわが家にやってきた当初は、自我なんてありませんでしたから。

 


 

 

お散歩が済むと大好きなご飯タイムです。今までフードを1粒も残したことはありません。立派です。いや、ただの食いしん坊なのか?マリアにはずっと健康でいてほしいので、フードは多少高価でも良質なたんぱく質のものを食べさせているんですよ。知ってた、マリア?

 

 

 

food_coming.JPG

フードが届いて、嬉しさ全開のマリア。カリカリのナチュラルフード、おやつ、缶詰、そしてグリニーズ。もう15年来のお付き合いになる『パシフィックケンネルケア』というところに注文しています。 

 

 

 

で、ドライフードに手作りのおかずをトッピングしてサプリメントの海草の粉をふりかけます。マリアはフードだけでも喜んで食べるんですが、以前、買った本でこんなことが書いてありました。「フードをお皿に入れるだけではなく、多少の手間をかけてあげることで犬との信頼関係を深めることができる」と。自分のために何か特別なことをしてくれているという思いは動物でも感じ取れるもんなんでしょうね。

 


 

 

では、ごはんの準備をしているときのマリアの様子を中継してみましょう。

 

まず、冷蔵庫に入っていた手作りのおかずを出し、レンジに入れます。この時点でマリアはそそくさとキッチンにやって来ます。でもまだ冷静。グィーンというレンジの音が鳴り響き、おかずを温めているところで、ドライフードをお皿に盛ります。ここまでくるとマリアはかなり落ち着かなくなる。6畳ほどのスペースがあるキッチンの中をグルグル回り出したりします。圧巻なのはドライフードにおかずをトッピングしているとき。もう、嬉しくて嬉しくて、鹿児島時代に大好きだったMさんが来てくれたときと同じように、ピョンピョンとジャンプを繰り返します。50cmぐらいは垂直に飛び上がれるから凄い。ほとんどカンガルーです。そこからダイニングに移動し、お皿を置きます。もちろん、『マテ』。そして『よし』。それをちゃんと守れるんですから、偉いです。

 


 

 

ちなみに、ボクが食事担当で、ドライフードのまま出そうとすると、不満なのか、ジャンプはしませんね。ドライな性格だ!?

 


 

 

3日に1本、歯周病予防にグリニーズをあげています。マリアはグリニーズが大好き。あげるときの嬉しそうな顔、喜びはマックス状態です。うれしくて足踏みし、シッポをグルグル回します。

 


 

 

夕方の散歩は季節にもよりますが、真夏以外は16時から17時の間に行くことにしています。時間のある日は大きな公園まで遠出をし、そこにあるドッグランで遊んできます。マリアはだれとでも仲良くできるのですが、マリアが遊ぼうと走るとガウガウと割り込んでくる子がいてマリアを阻止します。毎回10分ぐらいで退散してきますが、それでも思いっきり走れて楽しかったのかドッグランというと懲りずに嬉しそうに向かのが不思議です。

 

 

 


eyecontact_maria.jpg                                          お散歩途中で、アイコンタクト中。ボクの話を聞いているようだ。 

 

 

 

お散歩から帰ると、すぐご飯をほしがるのが困りものです。夕飯は19時ごろと決めていますが、そわそわと待てない様子なので根負けしてあげてしまうこともしばしばです。

 

 

マリアは繁殖場時代、いつも空腹でした。それゆえに食べることへの執着がとくに強いのでしょう。そしてご飯が最大の楽しみなのでしょう。

 


 

 

夕飯後はリビングで家族とのだんらんタイム。マリアといっしょにテレビやDVDを見たりします。映画やコンサートDVDを鑑賞するときは5.1chの大音響だったりするんですが、それでも、気づくとマリアは寝息をたて熟睡しています。多少、騒々しくても、家族といっしょにいられるから安心して寝られるんでしょう。そんな姿を見ると私たちは癒やされます。

 

 

 

そして10時ごろ、1日の最後のお散歩にお出掛けです。寝る前の排泄のみですが、オシッコを済ませるとマリアは「早く寝ようね」とばかり、さっさっと引き返してくれます。

 


 

そしてマリアに「おやすみ」を言い、照明を消してボクたちは2階に上がります。節電のため、ひと部屋にいるべきですよね。

 

 

で、マリアの寝場所と言えば、リビングルームの自分専用の布団の上か、マリアのマイルーム、隠れ家というべき、その隣に位置する和室の専用ベッドの2カ所。その日の気分で使い分けているようです。とても贅沢だ、とも言えます。

 

 

 


bed.JPGマリアのお部屋にある専用ベッド。大型犬2頭が寝れるほど大きいです。縁を枕がわりにできるところが気に入っているみたいです。 ひとりになりたいときは、ここにいます。

 

 

 

そんな、愛犬と暮らしているなら誰でも同じかも知れない平凡とも言える日常。けれども、愛犬と暮らす幸せを毎日、実感しています。マリアの小さな幸せは、ボクたちにとって大きな幸せでもあるんです。 (つづく)


 

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