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Sometime Atlas

第五章 『ワンderful LIFEとクルマの関係』 01

1994年夏、知り合いの家のおとなりでゴールデンレトリーバーの仔犬が8頭、生まれました。知り合いはおとなりさんからそのうちの1頭を優先順位1位で譲ってもらうことになっていたのですが、お子さんが喘息で、犬を飼うことはできないということになってしまったのです。

 

 

で、ボクのところに幸運な連絡が入りました。「ゴールデンレトリーバーを飼わないか」と。細かないきさつはともかく、そんなわけである日突然、まだ生後35日のナナがわが家にやってくることになったのです。

 

 

nana_birth.jpg家庭犬として7月2日に生まれた、生後、間もないゴールデンレトリーバーの仔犬たち。この8頭のなかにナナもいます (右端)。

 

 

 

そのころ、わが家の愛車はセダンでした。まだ小さなナナはセダンの後席に乗せると、一目散に後席後ろの狭いトレイ部分に飛び乗り、外の景色がよく見えるその場所がお気に入りでした。

 


でも、そんな狭い場所に乗っていられたのはほんの少しの時期だけ。ゴールデンレトリーバーの仔犬って見る見るうちに、ズンズン大きくなります。たった1週間でも別物のように巨大化する。あるとき、10日間の海外出張を終え、帰ってきたときなど、家にナナじゃない大きなゴールデンレトリーバーが遊びにきている・・・と勘違いしたぐらいですから。仔犬らしかったのはほんの少しの間でした。ゴールデンレトリーバーのような大型犬を小さくぬいぐるみのようにかわいい時期に飼ったのはいいけれど、想像以上に大きくなり、あってはならない飼育放棄をする人がいるのは、そんな理由かも知れません。

 

 

 


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わが家にやってきたばかりの8月12日撮影。生後、約45日のナナ。まだ、小学生が抱えられる大きさの仔犬です。しかし、毎日のように大きくなる・・・・・。

 

 

 

まぁ、ズンズン大きくなるのは成り行きですからしょうがない。いや、よりゴールデンリトリーバーらしい堂々とした体格になり、飾り毛が美しくなっていくのですから、むしろ歓迎すべきことなのです。が、困ったのはクルマに乗せるときです。当時は4人家族でしたけど、後席はナナが占領。横になるとシート幅いっぱいですから。なんとか後席に小学生1人+ナナを詰め込んでも、長距離ドライブだとつらいものがありました。

 

 

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生後、数カ月のナナ。仔犬と成犬の狭間。この頃は全体的なバランスがとれていないのが特徴。でも、ズンズン大きくなる。すでにクルマが大好き!

 

 

そこで、クルマを買い増しすることにしたのです。当時の見解としては、「流行りのワゴンしかないじゃないか!」。ナナの居場所は広々として床が平らでカーペットが敷いてある荷室空間です。後席に誰かが座ってもこれなら問題ありません。セダンの狭いリヤドアの開口部からではなく、ワゴンならバックドアを開けて広い間口から乗り降りできる点もペットフレンドリーでした。専用の分厚いカーペットマットを買って敷いてあげたので居心地はさらに快適に。窓は3面あるし、お座りの状態なら飼い主とアイコンタクトできるのですから完ぺき、ですね。

 

 

実際にワゴンを使ってみると、大型犬を後席でなく、荷室に乗せられるメリットは絶大でした。 シートが汚れない、なんていうことだけじゃなく、乗員の衣服に抜け毛がつくこともありません。そしてそこが自分専用の居場所だと決まると、一段と落ち着いて、安心して 乗っていられるようでした。わが家の中型ワゴンの荷室は、大型犬にとって、広すぎず、狭くない、ちょうどいいスペースだったんでしょうね。 

 


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10歳になったころのナナが大のお気に入りだった当時のスバル・レガシイ。荷室がナナの居場所で、開口部が低く、ゆったりとしたスペースがありました。

 

 

 

そもそも、当時のワゴンのTVコマーシャルにはゴールデンレトリーバーが使われていたりして、ワゴンに大型犬はとてもよく似合ったのです。いや、大型犬にワゴンが似合ったのか・・・。

 

 

 

「愛犬との暮らしにはクルマは欠かせない」

 

 

家族の一員である愛犬との暮らしにクルマは必用不可欠だと思っています。ちょっと離れた公園やドッグランに行くにも、万一のとき病院に行くにも、とくに中大型犬だとクルマがないともう大変。まさか、具合が悪くクターっとした愛犬を抱いたまま、病院に連れて行くわけにはいきません(プロレスラー並みの体形、力持ちの人なら別ですが)。

 

 

以前、マリアがわが家にやってきた直後、近くの公園手前でちょっとしたことで怖がり腰が抜けて動かなくなったとき、第一章で書いたように、26.5㎏の体重を抱きかかえて600mの道を連れ帰った経験がありますけど、重くて重くて死ぬ思いをしましたからね。

 

 

もちろん、そうした日常だけじゃなく、いざドライブ、旅行に出掛けるとなると、中大型犬の場合、電車に乗せるわけにはいきません。そもそも駅まで、ホームまでどうやって連れて行くのか・・・。もしクルマがなければ、『愛犬と暮らし旅する幸せ』どころじゃありません。週末の、休日の『ワンderful LIFE』なんて実現しません。留守番、ペットホテルに預ける?それじゃ愛犬、飼い主の両方のストレスになるだけです。

 

 

逆に、クルマがあれば愛犬との行動半径は飛躍的に広がります。道がある限り、愛犬といっしょにどこへでも行けるのです。免許があるのにクルマを持たず、しかし愛犬と暮らしている人は、愛犬との楽しみの多くを手放してしまっているようなもの・・・・・とボクは思います。

 


outback_nishitsu_maria_tateyama.JPGクルマがあれば海までひと走り。 家から海辺まで、ドア・トゥ・ドアで夏でも冬でも快適そのもの。ワゴンタイプならより便利で快適。

 

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