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Sometime Atlas

第三章 『犬と旅するということ』 01

1994年7月2日に生まれ、2005年3月12日に、10歳8カ月である日突然、宙へと旅立ったナナの犬生はとても短く感じられました。愛くるしい犬は、しかしいつでも、いつまでも元気でそばにいてくれるわけではないということを、思い知らされました。

 

 

nana021124_sitsukekyoshitsu3.JPG nana 2003年、9歳。 犬のしつけ教室で先生役をやっていたころ。アニマルセラピー犬として病院、施設を訪れていたこともありました。なかなかの働き者だったんです......

 

 

とても残念なことに、犬は人間の何倍ものスピードで年をとっていきます。とくに大型犬は7~8倍のスピードといわれ、10歳で人間の75歳に相当するらしいのです。平均寿命が11歳から12歳ですから、人間年齢の平均寿命と変わらない、とも言えるんですけどね・・・。

 

 

つまりは、生まれたばかりの仔犬を飼ったとしても、"生まれて余命10数年と宣告された子供"のようなもの、かも知れません。悲しい現実ですが、飼い主に多くの幸せと癒やしを与えてくれる犬たちの寿命はとても短い・・・と心して接しなければならないのです。

 

 

だからこそ、短い犬生の中で、楽しい思い出をひとつでも多く経験させてあげたい、ずーっといっしょにいられる時間を1分でも多く与えてあげたい。愛犬が犬生を終えたとき、後悔をしないためにも、です。犬は唯一、信頼できる飼い主、家族といっしょにいることが、かまってもらえることが大好きなのですから。

 

 

しかしながら日常生活ではみな忙しく、日中、ひとりぼっちにさせたり、夜、飼い主や家族の帰りを待たせることも少なくないでしょう。1日中、そばにいてあげられない、それが現実です。

 


でも、楽しい思い出と、ずーっといっしょにいられる時間をつくるのはそう難しいことではありません。愛犬とドライブし、そして1泊でも2泊でも旅すればいいのです。

 

  

elfo_africaroom.JPG

   山中湖「カーロフォレスタ ・エルフォの アフリカルームにて。窓の外はプライベートガーデン。

   飼い主と愛犬が幸せな気分になれて、滞在中、ひとときも離れずに済む、とっておきのメゾネットタイプのコテージ風プレステージホテル。夕食はお部屋のダイニングスペースで。マリアも大満足。

 

 

ドライブ、旅ともなれば、朝、出掛けるときから、1日3回の食事時間、ドッグランでノーリードで思いっきり遊ぶ至福のとき、宿によってはそれこそ入浴時、そして就寝までの24時間、犬は飼い主の、家族のすぐそばにいることができるのです(そのためにも、ドライブ中の食事はペット同伴可のレストランやカフェを探すかアウトドア施設を利用し、宿はダイニングはもちろん、お風呂の脱衣場までペット同伴可のところを選びたいものです)。

 

 

目的地によっては川遊びができたり、森の中を率先して探検したり、道端で焼いているお魚の美味しいニオイに鼻をクンクンさせたり、レストランや宿で豪華なワンコメニューを堪能できたりと、その夜、夢の中にでてきそうな楽しい経験、体験が待っていることでしょう。寝息をたてながら足をバタバタさせていることもあります。もしかしたら、ドッグランで走り回っている夢を見ていたりするのでしょう。

 

 

rio_river_maria.JPG 自然の中で思いっきり遊べた、軽井沢の「リーオ」のお庭にて。ただいま、森の中を探検中....

 

 

"一夜にしてわんderful LIFE"を過ごすことになったマリアは、いまでは「旅するラブラドールレトリーバー」と呼んでもいいかも知れません。どんなことがあっても月に一度、多いときは月に二度も三度もドライブし、旅することがあるのです。

 

 

その理由は、ご存じの通り、マリアは『わんわんミシュラン』の覆面調査のため、毎月のようにペットと泊まれる宿やペットと入れるカフェに出掛けるからです。もし、訪れた宿やカフェの評価が基準に満たない場合は、再調査になることもあるんです。そしてお気に入りの宿に、普段の調査を忘れ、目いっぱい楽しむためプライベートで滞在することもあります。

 

 

こう言ってはなんですが、『わんわんミシュラン』の調査時は、少なくともボクは調査員としての仕事に追われ、滞在を楽しみ切れないのも本当なんですよ。あくまでも仕事、ですからね。とはいえ、マリアのほうは「ワタシもペットと泊まれる宿評論犬としてしっかりチェックしているわよ」的な顔をしつつ、楽しんでいるんですが。

 

 

というわけで、マリアは普通の犬より、ドライブし、旅する機会が多くなって当然です。近所の犬からうらやましがられているんでしょうね、きっと。お散歩でお友達の犬と会ったとき、鼻を突き合わせながら、自慢話してたりして・・・。でも、今はプログが盛んな時代。マリアのような仕事!?をもっていなくても、ブログのネタを探すつもりでドライブし、ペットと泊まれる宿、ペットと入れるカフェを訪れ、写真を撮り、思い出をつづればいいんです。

 

 

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