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Sometime Atlas

第十二章『マリアに聞いた愛犬とのドライブ術』 05

マリアの初春の伊豆高原1泊ドライブ中継

 

 

 

そんなわけで、今回はマリアの1泊ドライブ旅行の中継です。クルマは最新のスバル・インプレッサSPORT。目的地はこの季節、桜祭りでも有名な伊豆高原にある『別邸 石の家』。かつて、ナナ先輩(先代のゴールデンレトリーバー♀)も訪れたことのある、本館3室、特別室4室のたった7室の隠れ家的ホテルです。各部屋に内風呂と露天風呂(温泉)が付いているのも大きな魅力。その外観は英国コッツウォルズ地方の石の家がモチーフ。雰囲気あります。マリアのお家からは約3時間の距離です。

  

 

 

 

石の家到着.JPG

            宿に着いたのがうれしいのか、口角をあげて笑っているマリア。やっぱりドライブ、旅行が好きなんですね。

 

 

 

お出掛けするときには、マナーとしてシャンプーが欠かせません。けれども、当日、前日では犬が疲れてしまいます。マリアの場合は前々日にシャンプー。そして前日は体調をしっかりチェック。もちろん、マリアは絶好調。長年の経験で家族の会話、様子から、ドライブに連れていってくれることを察知しているようです。

 

 

 

当日はインプレッサSPORTの後席に、専用のペットフレンドリーマットを敷いていざ出発。荷室にはボクたちの荷物のほか、マリアの迷彩柄&ラインストーン付きのお出掛けバッグ(フード、食器、おやつ、タオル、洋服、マリア用のお水のペットボトルなどが入っています)、愛用のベッドなどが積み込まれています。もちろんリードとお散歩バッグは必携です。マリアの荷物だけでも、けっこうかさばるんですね。

 

 

ドライブするときのBGMはユーミンと決まっています。最新作『ロードショー』はマリアもけっこうお気に入りですが、音量は控えめ。犬って耳がいいですから、大音量は厳禁です。

 

 

アクセスは東名高速~厚木IC~小田原厚木道路~国道135号線・熱海~伊東を経て伊豆高原というルート。いつかお話ししたように、土曜日や連休など、海沿いの国道135号線は行楽地へ向かうクルマと地元のクルマで渋滞するんですが、かといって抜け道の伊豆スカイライン経由は、少なくともマリアを乗せているときは避けるようにしています。犬はやっぱり山道が苦手。カーブが連続すると、体を支えるためつめが出っぱなしになって、疲れてしまうんです。マリアはクルマが大好きで、クルマ酔いこそしませんが、クルマ酔いしやすい犬ならなおさらです。もちろん、出発前にマリアに「山道は通らないでね。ビュンビュンとばさないでねっ」とクギを刺されましたから。

 

 

愛犬と長距離ドライブするときは、1.5時間~2時間に1回の休憩は欠かせません。今回は東名高速・海老名SAで一息。つい最近、施設のリニューアルと同時に"わんちゃん遊歩道"ができたばかりで、そこで軽くお散歩させてあげました。足柄SAにあるようなドッグランじゃないのでノーリードにはできないけれど、車内の空間から開放されて芝生の上を歩くと気持ちよさそうです。うれしそうです。専用スペースですから、犬連れじゃない人に気兼ねしなくて済むのもいいですね。出発前にこんな情報を入手しておくとドライブがより快適になったりします。

 

 

 

海老名SA.JPG

                     東名高速道路、海老名SAにできた「わんちゃん遊歩道」。SAに入ってすぐ先、左側にあります。

 

 

 

海沿いのドライブでは、マリアはいつも窓の外を眺めています。生まれ育ったのは鹿児島の山奥ですから、海がめずらしく、その風景に興味があるんでしょうね。ただ、どうやら水の中に入るのは好きじゃないようだ。ワンコ用プールやワンコ用温泉だって、入るのに抵抗するんですから。


 

 

 

やがて伊豆高原。そこでは、勝手に"マイ蕎麦屋"と呼んでいる、今では女将さんやご主人とも仲良しの、桜の里のそばの『蕎仙』でランチ(先日、日本テレビの番組、「しかーも」のロケでも伺いました)。以前は屋外のテーブル席のみペット同伴OKだったんですが、今ではワンコ連れ専用のログハウスが完成。冬でも温かく、夏でも涼しく極上のお蕎麦がいただけるようになったから、マリアも大喜び。注文は「いつもの」の茹で時間5秒という絶品の手打ち十割蕎麦、「生桜海老の天ぷら せいろ付き」。愛犬連れドライブでは、こうしたなじみのお店、宿があると、より居心地よく快適。お気に入りのお店、宿をみつけたら、通うことも『愛犬と旅する幸せ』のために欠かせないと思っています。マリアの場合、軽井沢の「ジャルディーノ」、伊豆河津の「四季の蔵」など、オーナー、支配人、スタッフとお友達になっている宿もあるんですよ(いずれも、わんわんミシュラン・オブ・ザ・イヤー受賞の宿です)。

 

  

 

ペット部屋.JPG

生桜海老せいろそば1600円.JPG      新設されたワンコ同伴専用テーブル(上)。 蕎仙自慢の「生桜海老の天ぷら せいろ付き」 1600円(下)。  十割蕎麦は茹で時間たった5秒。運ばれてきたら、すぐに食べないとのびます。

                

 

 

「蕎仙」から『別邸 石の家』までは約10分ちょっとの距離。ボクは2回目の滞在ですが、マリアは始めて。なじみの宿をつくることも大切ですけど、見知らぬ土地、場所に連れていってあげるのも、いい経験、新鮮な思い出づくりだと思っています。

 

 

 

『別邸 石の家』に到着したのは午後3時30分。まずはスタッフにひと声かけて英国風庭園でのびのび歩かせ、ドッグランで排せつ&お散歩。そしてチェックイン。この順序も宿に入る前のマナーですね。それはそうと、チェックインは午後4時なのに、少し早めにお部屋に通してくれました。それがホスピタリティというものですよね。人も犬も長旅で疲れているんですから(伊豆高原って、東京からでも一般道を走る距離が長く、意外に遠いです)。中にはぴったり時間にならないと、どうにもお部屋に入れてくれない宿もありますけどね。

 

 

 

 

玄関マリア.JPG                                        『別邸 石の家』のエントランス。英国の石造りの家を思わせる建物です。 

 

 

 

チェックインは1階のこぢんまりしたフロントではなく、2階にある03号室の客室内のダイニングテーブルで、ウエルカムサービスの紅茶とケーキをいただきながら。早めに到着してもためらうことなく部屋に通してくれて、部屋でチェックインなんて、サービスの質の高さでも有名な、ハワイの「ハレクラニ」のようじゃありませんか!!

 

 

 

部屋に入ったら、なにはともあれ、まずはマリアの寝床の確保です。ここでは人間用のベッドに近い、奥まった壁際のスペースに決定。愛犬が落ち着いて安心して寝られそうな場所を普段からチェックしておくといいですよ。マリアの場合は入り口から遠い壁際です。そこにマイベッドを敷いてあげると、マリアも安心だ。

 

 

 

 

3号室1.JPG

             本館の03号室。こちらはダイニング側。すでにマリアのマイベッドがベッドルーム側に敷かれています。

 

 

 

チェックインしたあとはマリアのお部屋チェックタイム。隅々までにおいをかぎ終わると安心してマイベットに横になります。そうしたら、長旅で疲れているんですから、しばし休ませてあげるのが親心でしょう。言い方を変えると放っておきます。したいようにさせます。うれしくて起きていたければそれでもいいし、寝たいならそうさせます。寝ていても、どうせ、部屋だしの夕食が始まる頃には鼻をヒクヒクさせ、ムクムク起きてくるでしょうから。

 

 

 

そして、滞在最大のハイライトとなる夕食。『別邸 石の家』の本館では旅館のように部屋だしで、リビングルームのダイニングテーブルで和洋折衷のフルコース料理をいただけます。もちろん、マリアはつきっきり。おいしいにおい、ものに目がありませんからね。スタッフが料理を運んで部屋に入ってくるたびに、入り口でお出迎え。めったにない体験に、マリアもうれしがっているようです。ちゃっかり伊豆の地魚のお刺し身なんかをペロリペロリ。最後にデザートをいただいたんですが、すべてを片づけ終わってしばらくしてから、「湯上がりにどうぞ」とマンゴーゼリーを持ってきたくれたのには大感動。すごいサービスです。部屋には英国製ティーセット(英国製茶葉)もあって、紅茶は飲み放題。さすが英国の田舎をコンセプトにした宿ならではですね。

 

 

 

ボクが満天の星空の下、露天風呂に入っていると、マリアはその回りをウロウロ。寂しいのか、温泉に興味があるのかは分かりませんが、しかしかわいいやつです。温泉に入れろ!とは決して言いませんけど・・・。

 

 

 

翌朝の朝食は英国風のピクニックバスケットがルームサービスされます。マリアはパンが大好物ですが、焼きたてのパンがたまらないようで、部屋の中でジャンプ!ジャンプ!しどおしです。だから、何もあげないわけにはいきませんよね。

 

 

 

朝食.JPG

        英国ピクニックスタイルの朝食。外へ持ち出せるようにバスケットにいれてくれたりもします。

 

 

 

こうしたスタイルの宿はめったにありません。食事、内風呂、露天風呂のすべてが部屋の中で完結します。部屋から出るのはお散歩、ドッグランで遊ぶときぐらい。ダイニングでみんなといっしょに食事すると落ち着かない、ほかの犬といっしょになると無駄ぼえする・・・そんなワンコにもぴったりです(特別室宿泊客は朝夕食ともにダイニングの利用になります)。

 

 

チェックアウトはゆっくり11時。だから朝食後、もう一回、露天風呂に入れます。マリアもドッグランで遊び、走り回り、滞在に人間も犬も大満足。よく食べて、よく遊んだ2日間でした。まさに『愛犬と旅する幸せ』そのものでした。帰路、ペット連れで参拝できる「神祇大社」に立ち寄り、マリアの健康と長生きを祈願。マリアもちゃんとお祈りしたんですよ。そして伊豆の海辺を散歩して帰路につきました。


 

 

 

神祇大社.JPG

マリアも神妙にお座りし、お祈りしています。とはいえ、「おいしいものがいつも食べられますように、とか、おやつをいっぱいもらえますように」・・・なんていうお願いでしょうけど。

 

 

 

クルマに乗り込むと、手足を伸ばし、体をクネクネさせて(ゴキブリダンス)うれしさを表現するのがマリアです。そして急に静かになる。気づくともう寝てるんですね。グースー寝息をたてながら。その安心しきった姿をルームミラーで見ると、ゆったりゆっくりした運転を心がけたくなるってもんです。おっと、それってエコドライブですね。だからなのか往復約270キロ、高速道路と一般道半々のドライブで、メーター内の正確な平均燃費計が示した数字は、なんと1.6Lのガソリン車にして15.5km/L!! モード燃費に迫る素晴らしい燃費です。愛犬を乗せていると自然と燃費が向上する・・・そんなことも発見した、初春の伊豆高原1泊2日のドライブでした。

 

 

 

後席マリア&シーツ.JPG

専用アクセサリーのペットフレンドリーマットを敷いたインプレッサSPORTの後席。ハッチバックタイプのクルマの後席としては乗り降りは超楽々で、居心地もいいとマリアが言っています。

 

 

 

ただ、ちょっと残念だったのは、伊豆高原の桜並木に近くにいながら、桜の開花がまだだったこと。「だから、桜が開花したころ、またドライブに連れてってね」とマリアにせがまれています。というか、期待に応えて来週、桜が早咲きする伊豆・河津へ行くことになってます。まだマリアには内緒ですが、マリアにしっかり働いてもらうお仕事なんですけどね・・・・。

 

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