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グランプリ戦記

日本GP決勝レース レース後コメント

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結果

日本GP決勝レース15番手グリッドスタート

決勝15位完走


レースを見てくださった皆さんも同じ気持ちかと思いますが、正直、僕自身が一番がっかりしています。スタート前から燃料を満載して行くことは決まっていたので、長い(厳しい)レースになるだろうとは思っていましたが、レースプランどおりにはうまく回らなかったですね。


鈴鹿は燃料搭載量がラップタイムに与える影響も大きいですし、ダウンフォースを稼ぐためにウイングを立て気味にしていたのでストレートスピードも稼げないため、後続をブロックすることも難しく、一度、前に行かれてしまったトーロ・ロッソのマシンに前を塞がれるという、今シーズン何度もあった状況になってしまいました。


タイヤの摩耗をケアしつつ全力で走るという難しいドライビングが必要になり、後半のソフトタイヤでは、タイヤの能力をうまく引き出せなかったことが結果に大きく影響したかなと思っています。今回のレースは採点に値しないものでした。最大の問題は予選に失敗したことです。予選順位が下位に沈んでしまうと、決勝レースはある程度無理な作戦というか、戦略の幅が狭まってしまうため、今回の結果は仕方ない部分もあるかと思います。


前のマシンを抜くためには他のマシンとは別の作戦を取らなくてはいけないと思いますし、実際、ルノーの(フェルナンド)アロンソが僕と似た作戦で10位に食い込んでいるので、僕が結果を出せなかった。難しいところは、僕もアロンソも燃料を多めに搭載するしか選択肢がなかったわけですが、その搭載量も多すぎるとラップタイムが上がらないため限度があります。そこの見極めが難しいところです。


現在のF1はライバルとの差が本当に少なく、予選がうまくいかないと決勝レースもうまくいかないものです。さらにレース中にセーフティカーが一度出ましたが、そのタイミングも僕には影響がなく、運も味方ではなかったですね。フォースインディアの(ヴィタントニオ)リウッツィと接触があったかどうかは僕の側ではわからなかったです。レースペースに関しては、ハードタイヤはそれなりに走れましたが、ソフト側のタイヤは今回も問題でした。自分の1~2秒前を誰かしらがブロックしていて、自分のペースで走れない、ヨーロッパ・ラウンドでのレースを再現するような内容でした。


スタートでは、自分の前からスタートしたトロ・ロッソの(セバスチャン)ブエミがストールしたため、それをよける形で1コーナーへと進入しました。スタートはポジションも僅かにアップできたので、良かったと思います。


来年はみなさんの期待に応えられる形で戻ってきたいですね。鈴鹿サーキットは走って楽しいサーキットですが、これでタイムも良ければもっと楽しかったかなって思います(笑)。自分なりに良くできた部分もあるし、ダメだった部分もあるし、いろいろ思い返すところはありますが、それはみんな同条件なので、単純に結果がついてこなかっただけですね。次のブラジルGPまでは2週間ありますし、日本に滞在していくつか仕事もこなす予定なので、しっかりと気持ちを切り替えて残り2戦のGPに集中したいと思います。


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2009.10.04|20:19|グランプリ戦記

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