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7.水と原子:日本とオーストリアの研究者の話

 まだまだ、水にまつわる話題は続きます。今度は日本とオーストリアの研究者の話です。中谷宇吉郎と言えば、雪の結晶の研究で知られていますが、同じ日本人で水の結晶に注目した研究者がいます。江本勝さんは、アメリカでロレンツェン博士、ウェインストック博士が開発したMRAや波動水と出会い、日本での代理店契約を結びます。そして、株式会社I.H.M.を設立して代表取締役を務める傍ら、独自に水の研究を始めました。それが、水の結晶です。江本さんは、水を凍らせることで水の結晶の撮影に成功、その集大成として『水からの伝言(世界初水の氷結結晶写真集)』(波動教育社)を出版しました。同著はシリーズ化され、現在、vol.4まで出版されています。さらに世界75か国で出版され、シリーズ累計で250万部以上を売り上げています。

 

環境で変わる水の結晶!?

 

es-water-8.jpg 私は、水の結晶の美しさはもちろん、シチュエーションによる結晶の変化に興味が惹かれました。写真集には、いろんな場所で採取した水の結晶写真が載っています。面白いのは、緑豊かな山の清流の水と、生活排水で水質が汚染された河川の水とでは、その結晶が大きく違う点です。清流の水は幻想的な幾何学模様の結晶となり、水質汚染された河川の水は結晶にすらなっていません。

 

 また、江本さんは、周辺環境によって結晶が変わることを指摘しています。実験では、同じ条件下の水を複数の容器に入れた後、文字を書いたラベルを貼ります。このとき、文字を内側(水側)にして貼ります(文字を水に見せる)。文字は「愛」や「美しい」などポジティブな意味もあれば、「憎悪」や「ばかやろう」といったネガティブな意味もあります。どのくらいの期間か忘れましたが、一定期間後、それぞれの容器の水を結晶化します。すると、ポジティブな文字を見せた水はきれいな結晶になったのに対し、ネガティブな文字の方の水は結晶になりませんでした。とくに「むかつく、殺す」といった過激な文字に対しては、結晶にならないばかりか見る者を不快にさせる形状を示しました。不思議なのは、それぞれ、「むかつく、殺す」と「アルドフ・ヒトラー」の文字を見せた水が、ほとんど同じ不快な形状を示したことです。

 

水が生み出す驚異のパワー

 


es-water-11.jpg 今度は、水を分子レベルのミクロではなく、マクロの視点から考察したオーストリアの自然学家ヴィクトル・シャウベルガーの話です。もともと、林業技師だったシャウベルガーは、あることをきっかけに水の研究に没頭し、数多くの功績を残した人物です。
 1920年ごろ、当時、林業技師だったシャウベルガーは、伐採した木材を用水路で輸送しようと考えていたものの、その地域では木材を輸送するだけの水量や傾斜が足りませんでした。ある晩、シャウベルガーは、渓流の底に沈む石が螺旋を描きながら、浮き上がる光景を目にします。水流が水を濃縮し、石を持ち上げるパワーを生み出したのです。これをヒントにして、シャウベルガーはヘビのように曲がりくねった用水路をデザインし、水温を調節して(水の密度は4℃で最大)、難なく木材が流れるようにしました。その後、水の研究を始めるとともに、各地を回って水路をデザインし、林業に貢献しました。

 

es-water-13.jpg また、シャウベルガーは、「水の流れにはパターンがある」とも主張しています。たとえば、サケは産卵のため、生まれた川を遡上します。その勢いはすさまじく滝をも越えて、ひたすら上流へと向かっていきます。川の流れに逆らって泳ぐのはもとより、滝を越えるのは大変なことです。しかし、シャウベルガーの理論にあてはめれば、"水の流れには決まったルートがあり、遡上や滝上りに適したルートが存在する"ことになります。                               

 

 

                              ◆次回更新は12月12日の予定です

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2011.11.28|00:00|GOoD DESIGN

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