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私が設計した建物紹介015 美術館のような家(鎌倉、2008年)

                                       ©鈴木エドワード建築設計事務所

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  オーナーがアートコレクションを趣味としていたことから、「美術館のような家」をテーマに設計した住宅です。

                                  ©鈴木エドワード建築設計事務所
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 約775㎡の広大な敷地を存分に活用し、敷地境界線ぎりぎりまで建物を接近させました。そして、敷地のど真ん中に直径15mの円形の中庭を設けました。もちろん、居室はこの中庭に面するように構成しています。これは、以前、紹介した「EDDI's House~エディズ・ハウス~」で取り組んだコンセプト"家の中に外がある"の応用です。

 

 

 

 ©鈴木エドワード建築設計事務所

es-House like a Museum-2.jpg 1階には、ファイヤープレイス(暖炉)やリビング、ダイニング、キッチン、居室などがありますが、壁で仕切らず美術館でよく見ることができる「フリースタンディング・コラム(化粧柱)」を採用して各空間をゾーニングしました。これにより、1階はさまざまな用途の空間がひと続きとなり、美術館のギャラリーのような雰囲気を醸し出しています。2階は、ホームシアターを備えたファミリールームや居室、バスルームなどを配しました。目を引くのは、中庭を見下ろしように周回するウッドデッキのアウトドアテラスです。バーベキュー台もあり、家族団らんやホームパーティーの場にもなります。

 また、こだわりとして、仕上げ材にはできる限り自然材を用いています。外壁は外断熱の上に珪藻土を施し、内壁と天井は漆喰塗装、床はライムストーンや竹のフローリングを採用しています。とくに成長の早い竹は、エコロジーの観点からすぐれており、木に代わる仕上げ材として多用しました。さらに、私の最近の試みである日本の伝統的家屋に生かされている"暮らしの知恵"を現代風にアレンジして随所に盛り込んでいます。例えば、外と中のインターフェースとして機能する縁側は、1階のリビングやダイニングと中庭のインターフェースとなるデッキへと、雨除けだけでなく夏の日差しを遮り、冬の陽光を採り入れる機能を持つ庇(ひさし)は、2階のアウトドアテラスにかかるルーバーへと形を変えています。余談になりますが、自然材による仕上げと日本の伝統的家屋の知恵の採用は、以前に紹介した京都の「下鴨の家」でも採用しています。
 私自身のテーマであるインターフェースを応用し、エコロジーの観点を加味したサスティナブル建築(※1)として取り組んだ記憶に残る作品の一つです。

 

ヨーロッパ建築アートデザインセンター主催「INTERNATIONAL ARCHITECTURE AWARDS2009(国際建築賞2009)」受賞

※1 建物の長寿化や省資源、省エネルギー、リサイクルを念頭に置き、地球環境を維持し続けられるよう考えて設計・デザインする建築

 

                                      ◆次回更新は10月3日の予定です

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ピクチャ 2.pngのサムネール画像

2011.09.20|00:00|Architect Atlas

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