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私が設計した建物紹介014 EDDI's House~エディズ・ハウス~(2002年)

 大和ハウス工業とコラボレーションした商品です。同社の通常の住宅用パーツを使いながら、新しい組み合わせで新しいコンセプトを持つプロトタイプ住宅の創造を試みました。
 新しいコンセプトは、「家の中に外がある」でした。
 

 

©鈴木エドワード建築設計事務所
es-EDDI'S HOUSE-1.jpg
 日本の住宅事情を考えたとき、すべての住宅において緑に囲まれるなど恵まれた周辺環境を期待するのは難しい状況となっています。その解決策の一つとして、敷地内で完結する小宇宙を備えた住宅づくりを考えました。これが"家の中に外がある"の定義です。手法としては、私が1990年代から取り組んでいる作品テーマのインターフェースを採り入れました。

 


 

 

 

                                  ©鈴木エドワード建築設計事務所

es-EDDI'S HOUSE-2.jpg 大きな特徴は、家の中央に吹き抜けの中庭を設けてほとんどの居室を中庭に面するようにレイアウトし、家の中に居ながら光や風、雨、緑、空などの自然が感じられるよう配慮した点です。1、2階の中庭側はすべてガラス戸となっており、スクリーン(木格子)とグリーン(中庭)のコンビネーションにより、「外と内の中間領域」を確立しています。この手法は、一種のスクリーンとグリーンのバッファゾーンによって敷地内に心地よい小宇宙を形成するインターフェースの応用です。また、2階にあるバルコニーは、ファサード(正面)が格子のスクリーンで覆われていますが、中庭があるため内に向かって立体的なアウトドア空間が広がり、まるで外にいるかのような開放感を演出しています。
 中庭を大胆に中央に配置した効果は、玄関を開けたときにも実感できるでしょう。玄関を開けると、最初に視界に飛び込んでくるのは中庭です。多くの人は、一般住宅に対して「玄関の先は壁やドア」という先入観を持っているでしょう。その先入観を逆手にとり、最初に中庭を見せる演出で開放感と緑による安らぎを強く印象付けることができました。

 

©鈴木エドワード建築設計事務所

es-EDDI'S HOUSE-3.jpg 次に間取りですが、1階には中庭を囲むようにフレキシブルにパーティーションできる多目的室、階段室、浴室、そして主寝室があります。2階は、1階と同じタイプの多目的室、納戸、キッチン、ダイニング、リビングをレイアウトしました。ダイニングやリビングを2階にした理由は、一番、日当たりがいい場所を選んだためです。やはり、家族が集うダイニング、リビングは明るいほうがいい。それも、家族の心も体も暖める太陽の自然の光がいい。また、パーティーションなど自由度が高い多目的室を設けたのは、ユーザーのライフスタイルやテイスト、趣味に対応するためです。
 一方、外観はシンプルなボックスタイプを採用し、エクステリアはどんな周辺環境にも溶け込むよう白と黒のモノトーンに限定しました。
 2002年10月に5タイプのラインナップで販売がスタートしたEDDI's Houseですが、おかげさまで反響は大きく、現在はxevoEDDIと名も変え、狭小間口タイプが追加されて全57プランのラインナップとなりました。
 EDDI's Houseに住む家族が、設計者の想像を超えた個性豊かなライフスタイルを展開していると思うと、いつもワクワクした楽しい気分になります。

 

 

「2003年度グッドデザイン賞」およびシカゴ・アテネウムとヨーロッパ建築アートデザインセンター主催「INTERNATIONAL ARCHITECTURE AWARDS 2007(国際建築賞2007)」受賞

 

                               ◆次回更新は9月5日の予定です

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2011.08.22|11:20|Architect Atlas

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