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私が設計した建物紹介010 チャイナ チャイナ(青山・1987年)

 

©鈴木エドワード建築設計事務所

es-chinachina-1.jpg 私の高校時代の同級生が、中華レストランのオーナーをしています。そのレストランで、皿など中国の骨董品を販売したところ、思いのほか反響があり、「ショップを構えよう」と誕生したのが中国骨董店「チャイナ チャイナ」です。オーナーの主な要望は、「商品の陳列棚が目立つ」、「店に重量感を感じさせる」、「石と砂を使う」の3点でした。その言葉から、店内に中国そのものを表現しようという気持ちが感じられました。とはいえ、床面積は60㎡しかなく、予算も限られていました。店内に中国の悠久なイメージを演出するのは難しくもあり、やりがいのある設計でした。


 

                                 ©鈴木エドワード建築設計事務所

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  店全体は、中国の歴史の重みを表現しようと、既製コンクリート舗石を採用し、壁はトタンの下地に粘土を貼り付けました。天井は打ちっぱなしの塗装仕上げです。そして、店内にいくつかの砂山を作り、私がイメージする中国の大地を再現しました。砂山はディスプレイとしてだけでなく、一部の砂山には商品を展示して「掘り出し物を探す」という遊び心を演出しています。また、中国と言えば、揚子江や黄河などの大河を思い浮かべる方も多いでしょう。そこで、店の中央を横切る大胆なレイアウトで、ビー玉の川を配しました。陳列棚は、素材にスチールプレートを用い、龍をモチーフにしたデザインに仕上げました。結果、壁面に貼り付けた粘土が雲のように映り、悠々と空を舞う龍をイメージさせる幻想的な陳列棚となっています。
 均整のとれたきれいなインテリアではありませんが、遊び心を随所に盛り込むことができた設計です。何よりも、砂や粘土に触れるなど、久しぶりに土と遊ぶ楽しさを味わえた仕事でした。

 

 

 

                                                                                     

                                     ◆次回更新は1月17日の予定です

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2011.01.11|00:00|Architect Atlas

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